69回目の終戦記念日。
そう意識はしていても、子どもの事で今の僕の心は精一杯なんだけども、
僕も歳を取って知識が少しは増えたのか、それともやはり子どもの将来を案じる気持ちからなのか
戦争について、僕の意識は昔より高まっていると感じる。
感じるけども子どもの事で頭の中の大半は占められているのです。
ジョン・レノンの考え、思いには到底とどきもしないけど、愛息子ショーンを育てている中で、思っていた事に少しは近づけるかな?
我が子は特撮が好きで怪獣が好きでそしてバトルが好きでゲームが好きで……
そんな我が子が退屈しているのを見計らって、少しテレビで当然のように流れるニュースや映画を見てもらった。終戦記念日、生まれてからはじめての試みだと思う。
幼い我が子には早い話かもしれない、僕も彼の歳の頃知っていたのは、いいところ国の名前と大統領の名前くらい。
「ほんまにあった話なんやで?ほんまに人が死んでいったんやで?そんで今も無くなってないんやで?」
「君はバトルが好きやけど、行きたいか?行きたくないか?」
すぐ返事は帰って来た「行かない!」当然の答えだ。あたり前だ。
当然僕も戦争を知らない。知っているのは聞いた話ばかりだ。
今日見たニュースで若い世代が今日が何の日か知らない子たちが多いのに驚いた。
驚いたけども僕も違う国の、違う海、違う空での事だと思っているから平穏に生き日々過ごしている。
しかし僕は幸か不幸か小学校時代には、学校で戦争アニメ映画を見せら陰気な気分になったし
中学高校と没頭したロックな人たちは反戦、反核の歌を歌いライブイベントもし、僕も真似して「平和がいいに決まってる」「原発はいらない!」と真似ていた。
そしてその中で憧れたジョン・レノンはその影響力を利用し反戦を訴えた。
たぶんリアルタイムでジョンのファンだった人々は、僕の世代でいう忌野清志郎が急に反核カバーソングを歌いだしたあの頃の戸惑いのような物が、全米全英、世界各国で起こったんだろうなと思うとジョンとヨーコが受けた精神的苦痛は計り知れないというより想像すらできない。
今の新しい世代も戦争に触れるものが無くなったわけでない。
僕は見れてないのだけども映画も去年も公開されてたし
現にこの国で2011年原発事故が起こってしまったじゃないか。
そして僕のような子どもの事ばっかり考えていても、今も火柱が上がっている国のニュースも流れているじゃないか。
この国の法律もまた変わってるじゃないか。
空はつながっている、あなたが行かない場所かもしれないが、誰かがあなたの友だちが行かないとも限らない場所だってある。
僕は子を持つ親だから、子どもたちが殺められたり怪我を負わされたりこころ苦しんでる報道を見て「なんであっちの国ではあんな事になっている、こっちの国ではこんな事になっている」と悪い頭で考えるよ。何にもできない自分に苛立つよ。
戦争になんか行きたくない。戦争でやられたくない。
考え方が違うからとか、金が欲しいからとか、だから戦争をやるとは何とも幼稚過ぎると思いませんか?
戦争は終わった! もしあなたがそう願えば。
一年でも早く世界中のサンタクロースが命を奪われず、子どもたちが安心しておもちゃで遊べるクリスマスが来ますように。